立ちっぱなし!検品の仕事

「製造系」検品作業は立ちっぱなし?

工場の検品作業は「製造系」と「物流系」によってその業務が異なります。製造系の検品作業は、製品のなかから不良品を見つる「不良品仕分け」、カテゴリー外の製品が混じっていないかを調べる「混入検品」、製品が正しく動作するか調べる「作動検品」の3種類です。いずれの仕事もマニュアルが用意されているので、それに従い作業をします。検品の仕方は、目視や指で触れて形状や以上をチェックしたり、検品用の器具を使うなどさまざまです。
「製造系」の作業は、ほぼ立ちっぱなしになります。それはライン作業で検品することが多いためです。また、中腰になるなど、姿勢が不安定になることもあるので、足腰がしっかりとした体力のある人におすすめです。

「物流系」は歩行距離が長い

「物流系」の検品は伝票を元にして、倉庫内の製品や出荷品の数量や種類をそろえる「数量検品」がメインです。その際に、破損部品の検査や製造物のチェックを同時にすることも珍しくありません。物流系の検品は倉庫の中を歩き回って作業をします。工場によっても異なりますが、歩く距離が10kmを超えるようなことも少なくありません。特に検品作業と同時にピッキング作業をする工場は、歩行距離が長くなりやすい傾向があります。そのため、どちらかといえば体力勝負の仕事であるといえるでしょう。

検品作業には特別なスキルや資格は不用です。また、明確にマニュアルが作られていることが多いので、作業としては簡単だと感じる人が多いでしょう。しかし、「製造系」「物流系」ともに、体力的に自信がある人向けの作業だといえるでしょう。